誰でもできる治療の基本【アイシング】の効果

 

痛みを和らげる

細胞や毛細血管が傷つくと、発痛物質が作られ痛みを感じます。アイシングによって傷ついた細胞を冬眠させるように新陳代謝のレベルを下げることで、発痛物質が作られにくくします。

 

 

筋肉のコリを防ぐ

疲労などで痛みがある場合は、脳が筋肉を縮めて動かないようにします。

アイシングによって痛みを和らげることで、筋肉がコリ固まってしまうことを防ぎます。

 

 

二次的に起こる障害の発生を防ぐ

痛みを感じるときは血管が拡がり、血管壁の隙間から血漿成分が漏れやすくなります。すると周りの正常な細胞を圧迫して十分に酸素や栄養が行き渡らなくなります。これを二次的低酸素障害といいますが、局所的にアイシングすることで血管が縮まり漏れ出る血量が少なくなるので、この発生を防ぎます。

 

 

スポーツにおけるアイシング

  • 運動前のアイシング

アイシングによって冷やされた部位は、脳が血流を増やして温度を高めようとします。それに合わせて運動を行うことで消費エネルギーを節約しながら短時間で血流を増やして筋肉の温度を高めることができます。

また痛みがある場合は、痛みを和らげることで筋肉が伸び縮みしやすい状態を作り、パフォーマンスの低下を軽くします。

  • 運動後のアイシング

運動後は筋肉の温度が高くなることで消費エネルギーが大きくなり疲労します。アイシングによって細胞の新陳代謝レベルを下げることで消費エネルギー消費を抑えることができ、疲労の蓄積を軽くします。

さらに筋肉が損傷を負ったことによる痛みや炎症、コリ固まってしまうこと、損傷が周りに拡がること(二次的低酸素障害)を防ぐことができます。

 

 

注意事項

アイシングは凍傷に注意する必要があります。時間の目安はおおむね10~30分です。アイシング時に皮膚が赤くならずに白くなっている時は中止します。またアイシング時およびアイシング後は、しばらく血液の循環を促進する飲酒・入浴・過度の運動は避けましょう。氷とビニール袋などで行うときは、中の空気を抜くと長持ちし、患部にも接触しやすくなります。

 

プロフィール

奥村 尚之
奥村 尚之
動き回ることが好きだから、いつまでも健康な身体に!
自然なカラダの使い方 をコンセプトに、原因や対処法、またスポーツに活かせる動きなどを 解剖学に基づきわかりやすく発信しています。
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